(i) 圧縮成形性と崩壊性のバランスが良い
撹拌造粒法により製造される乳糖は一般的に圧縮成形性に劣ります。
一方、スプレードライ法により得られる乳糖は圧縮成形性に優れる反面、崩壊性に劣る傾向にあります。
これに対して流動層造粒法により製造されるダイラクトーズ®はそれら両面に優れますので、硬度が高く崩壊の速い錠剤を得ることができます。
(ii) 混合性、流動性に優れる
ダイラクトーズ®SやFは、粒子径が細かいにもかかわらず、非常に優れた流動性を有しています。
これは製法に由来しており、微細な乳糖結晶同士も緻密に造粒されているためです。
(iii) 保存安定性に優れる
スプレードライ乳糖のように吸湿性が高くありませんので、経時的にケーキングを生じる可能性は極めて低いです。